設立趣旨

 1.背景


未来世代の良好な地球環境の確保のため、低炭素社会の実現に対する社会的要求は高まるばかりであり、そのためには建築物や都市も持続可能なものにする必要があります。また、建築物や都市が持続性を備えることは、災害に強い街づくりに寄与すると考えます。 建築物の持続化については、多くの企業、行政機関、研究機関で様々な取り組みが行われており、要素技術の開発や実建築物での対応も進んでいます。しかしながら、長期的な視野の下に社会として更なる低炭素化の進展を図るには、要素技術や個々の建築物だけで対応することには限界があり、現在はまさに新たな段階を迎えていると言えます。 各要素技術の総合化や実用化、建築群や都市としての対策を行うには、個々の企業、行政機関、研究機関が別個に課題に取り組むのではなく、連携して取り組むことが肝要です。しかしながら、我が国では全国的にも産・学・官の連携した取り組みは少なく、ここ福岡においても同様です。 本コンソーシアムは、こうした現状を踏まえ、福岡における企業、大学、自治体の連携を強化し、建築物と都市の持続化を実現するために組織するものであります。

 2.活動目的


「環境負荷低減」と「豊かさ」と「経済性」を併せ持つ「持続都市建築システム」の開発と普及を産・学・官の連携によって実現していくことを目指し、そのための活動を担うことができる様々な業種の企業、大学、自治体同士を繋ぐ人と人とのネットワークの構築に寄与する活動を展開していきます。 また、持続都市建築システムに関する優れた専門家・実務家やそれを学ぶ学生の育成も重視し、そのための産・学・官の人材交流や人材育成のプログラムを推進します。 活動内容や「持続都市建築システム」をとりまく情報の共有を積極的に図り、自主的・自発的に課題解決に取り組む活動を誘発すると共に、そうした活動の支援を行います。 活動によって得られた成果は、参加者内で共有して利用するだけではなく、それらを広く社会に寄与させる方策についても検討していきます。